Quinta do Montinho
キンタ・ド・モンティーニョ
元々は18世紀に建てられた、ポルトガル北部ミーニョ地方にあるマナーハウスの名称です。13世紀より一族の代々の持ち物であり、1621年には所有者としての記載があります。
醸造所やセラーだけでなく、礼拝所や厩などが今も残り、首相、元帥を務めたサルダーニャ公を内戦時に匿ったことでも知られています。
Terroire
現在の農園はヴィーニョ・ヴェルドのヴィラ・ヴェルドにあるゴアンイシュに位置し、サブリージョンはカヴァドに属しています。
ナイヴァ川渓谷の南岸、つまりカヴァド川渓谷とリマ川渓谷の中間にあたり、カヴァドとリマ両地域の特徴を持つテロワールです。
ジュレーシュ山脈の丘(200m)の北側斜面にあり大西洋から緩やかな影響を受けています。
主に花崗岩由来の砂質土壌でとても水捌けがよく、痩せた土地です。そのため収量が多くなく、凝縮した高品質なワインを生産できます。
主にアルヴァリーニョとローライロを栽培し、ブレンド用のフェルナンオ=ピルシュとアリントの区画も若干ですが、存在します。
完璧な日照と痩せた土地が理想的な成熟を促しますが、大西洋からの穏やかな風と北側斜面とにより、成長成熟の期間が長くなります。
そのためより複雑で骨格の強いワインに仕上がります。そしてどんなに暑い年でも新鮮な爽やかさが損なわれることはありません。